ときとき

あの人だつたらどうしようつて
ときときときときしてた
馬鹿みたい
私は何を期待してゐたんだらう
隣を步く橫顏が 昔の戀人ひとに見えた
ここにゐるわけもないのに!
驛といふのは厭だ
不意に見る眼鏡、短髮、紺色のダッフルコート ――そんなものが、似たり寄つたりしてるから