僕は言葉を忘れた 私は愛を忘れた ただ刹那《いま》のらくにふけり その實は恐れを溜飮《くだ》してゐる 今こそ私《きみ》の心を開《あ》け ここにゐるのだと 夜明けのやみの氣分で
私は眼を開けたいだけ 僕は眼を瞑りたいだけ