夜明けの詩 #2

僕は言葉を忘れた
私はを忘れた
ただ刹那いまのらくにふけり
その實は恐れを溜飮くだしてゐる
今こそきみの心を
ここにゐるのだと
夜明けのやみの氣分で

私は眼を開けたいだけ
僕は眼を瞑りたいだけ