生活費くめん

宮澤賢治が
百姓を想像しながら
書いてゐたなら
物にはならんかつたさ

君がクソな仕事に就いてゐるならさ
そのクソさを
每日每日書けば良い

これだけ仕事をクソだと思つてるのが
ごまんとゐるなら
君の讀者はそれだけゐるさ

なぜ綺麗事に賭けるだらうか
汚いものを金に換へうる
それが藝者われらではないか