宮澤賢治が 百姓を想像しながら 書いてゐたなら 物にはならんかつたさ
君がクソな仕事に就いてゐるならさ そのクソさを 每日每日書けば良い
これだけ仕事をクソだと思つてるのが ごまんとゐるなら 君の讀者はそれだけゐるさ
なぜ綺麗事に賭けるだらうか 汚いものを金に換へうる それが藝者《われら》の金《才》ではないか