赤茶のノートを蹴つて 飛立つ 著く先は …… 讀取れないほどの 反射のすごい 泉 泉 文字が光つて 反射してる
波はたぷたぷと 穩やかに搖れてゐる あたりはうつすらと 霧に包まれて 湖の色は 黑い …… でもきらきら反射して その中で光つてる 私の文字よ 思考よ ぐちやぐちやだ
ただその中に飛込んで 心地良い冷たさに 浸かつてゐるだけ
さうした方が 一番氣持良い