處したがり

恐ろしい棘ばかりが
私の眼に突刺さる
腦が蠢き
私の言葉も 色めき立つ
どうして慾情ばかりするものか
なぜ自ら指をすのか

恐ろしい棘が
私の眼に突刺さる
それは心を刺し
ずたずたにして
私に血を流させる
裁きを!

腦は言葉を捻り出す
怒りは深紅辛苦に染まつてゐる