メッセンジャー

最近はあなたに掛ける言葉も無い。つまらない每日をちよつと描寫しただけである。――でも、元からさういふつもりであつた、話す事柄もさうであつた、ああ、私は何を期待してゐるのだらうね。私はまだ未練があるのだらうね。何にとも言はず。あなたが日常を差出してくれてゐるといふのにね、私は馬鹿だ。大馬鹿だ。つまらない事を笑ひ話に變へて、私は斬るよ。日常を斬るよ。きつとあなたにしか明かさないだらうからね。私は書くよ。又書くよ。あなたはいつも書いてくれる、自分の身の周りの事を。懸命で、勇敢で、大眞面目だと思ひます。ありがたう。私は返してゐなかつたね。ごめんね。あなたに書き方を敎はる。又書くよ。ぢやあ。