透明な血

噓を言つた
自分を傷附けた
自分を裏切つた
その代償は、無い
だからこそいやしいのだ

何も無いまゝに
人を喜ばせて
生きていける
けど、
心の底では

何かゞ あふれてる

黃昏よみの靑い液體が
あふれてる