潔
詩を讀んでると
下らないなと思へて來るんだ
どうしてこんなもの
遺すのだらうと
護るのだらうと
私は書いてるだけで充分さ
君らに傳はりやそれでいい
そしたら私は
死
《
詩
》
と一緖に
濯
《
あら
》
はれるだけさ