314
より御題
おろおろによろによろ
むづかしいのはなにもうまれないこと
あたしにとつてつがふのいいだけのきみはやめていいよ
みそこなはれてたい
おとなのこころでくうきをすつた。
ゆるしてくれなくていーよ
ぼくはみらいいらない
けだものなはなし
からすみたいなさびしさをこのおれがひろつてあげてもいいぞ
色を忘れられると人は死ぬから
きれいな裸にお金を拂ふ
一生の恥なんてないよ
さうだ、禁慾のカーテンの裏でお前を見てゐた。